こんにちは!
札幌の心理セラピストの大咲けいこです。
3月も末ですね。
卒業、転勤、異動、退職など、
人生においての節目を迎えた方も
多いのではないでしょうか?
今までの慣れ親しんだ人や場所と離れるのは
とても寂しいものですよね。
でも逆に、また新たな場所での出会いも楽しみですよね。
そして不安な気持ちもあると思います。
でもこの不安という感覚は、
未知なる世界へ飛び込む時には、
必ずといっていい程、感じるものです。
なので、
こんなことで不安になってはダメだ!と
自分に厳しくするのではなく、
「私、ちょっと不安なんだなぁ」と、
あなた自身がその気持ちに寄り添ってあげてくださいね。
ぴとっ
さてさて今日のテーマは、
『一人ですべてを抱え込んでしまう心理』
について書いてみたいと思います。
あなたは職場をはじめ様々なところで
こんな事を感じることはありませんか?
・仕事はすべて一人で遂行したいと思っている
・自分の悩みを相談できず、一人でなんとかしようとしてしまう
・周りの人が手伝おうとすると嫌な気持ちになる
・仕事を振ることに申し訳なさを感じてしまう
・人にお願いするより、自分でやった方が早いと思ってしまう。
・自分が忙しい程、優越感がある。
・人に物事を教えるのが苦手
大変なのはわかっているのに、
いつもいつも抱え込んでしまい、
抱える事でストレスも感じてはいるのに、
なぜかやめられない。
これって一体何が起きているのでしょうか?
様々な理由が考えられますが、
私は大きく分けて2つあるのではと考えています。
① 物事を抱えることで自分の価値を高めたい
② 周りに物事を振りたいけどそれができない
今回は1つずつ紐解いてみましょう。
まずは①のパターンから…
例えば、あなたがたくさんの何かを抱え込んでいた時、
周りから「手伝うよ」と言われたら、
何を感じますか?
「ありがとう!じゃあこれをあーしてこーして・・・」
とサクサクお願いする人もいれば、
・私は能力が低いって思われたのかな?
・一人でやってこそ認められるのだからほっといて欲しい
・自分だけができるようになりたいのに余計なことしないで
・自分が積み上げてきたものが取られそうな感覚になる
と思ってしまい、
「大丈夫です。」
と、せっかくの申し出を断ってしまう。
更には、
・大変だったねと周りが同情されたい
・私はなんでも知っているという特別な存在になりたい
・一人で成果を上げることで賞賛されたい
・周りから必要とされ優越感に浸りたい
なんて気持ちも見え隠れしているのではないでしょうか?
はい、なんだか痛々しいのですが、
これって結構あることだと思います。
お恥ずかしい話、
私も昔、その傾向がありました。
なんでわたしばっかりと
イライラしながらも、
人に必要とされると、
自分が満たされる感覚になっていたのです。
人の役に立てた
周りからありがとうって言われた
私は必要とされた
この感覚があることで、
自分の存在を感じることができていました。
逆に人の役に立たなかったり、
必要とされなかったと感じたときは、
私は役立たずだ
いてもいなくてもいい存在なんだ
ここから消えてしまいたい
という、半分自暴自棄で半分自己嫌悪のような感覚に
一瞬で陥っていました。
なのでこの感覚を感じないように、
仕事を抱え、誰よりも努力し、
人に必要とされることを
ずっと繰り返していました。
あなたにも似たような経験はありませんか?
こういう方法でしか、
自分の存在を感じることができないのには、
もしかしたら、小さい頃の家庭環境が
大きく影響しているかもしれません。
あなたは両親からこんなことを言われてきませんでしたか?
・お姉ちゃんなんだから、長男なんだから、
しっかりやれと言われてきた
・親の役に立てたときだけ褒められた
・親の役に立たないとお前はダメだと否定された
・結果しか認めてもらえず、「頑張ったね」「残念だったね」など
共感してもらったことがなかった
・そもそも親が自分に無関心だった
・不仲な親のバランスをとっていた
・親からの過度な期待に応え続けてきた
なので小さい頃のあなたは、
なるべくお父さんお母さんの役に立つ子になって、
お父さんとお母さんにとっての必要な存在になれるように、
頑張り続けてきたのかもしれません。
じゃないと、家族の一員として認めてもらえないような、
外されそうな怖い感覚を感じていたから。
そのときしか、見てもらえなかったから。
そして、そのままのあなたを認めてもらえたことは、
ほとんどなかったと推測されます。
つまり、
そのままの自分=何もしていない役立たず=価値がない
という図式が、幼い頃に染みついてしまい、
だからこそ、
いまだに自分の存在価値を見出すため物事を抱え、
周りから必要とされる生き方を
続けているのではないでしょうか?
別に物事を抱えることが悪いわけではありません。
本当に楽しくて、自分がもっと理解したくて、
好きだからやっているのであれば、
何も問題はないと思います。
集中しすぎて体だけは壊さないようにねと
お伝えするくらいです。
そうではなく、
物事を抱え続け、人の役に立ち続けることでしか
自分の価値を見出せないことが問題だと思うのです。
一日は24時間しかありません。
家族団らんの温かい時間
子供と遊ぶ癒しの時間
体に優しいごはんを作る時間
明日への英気を養う睡眠時間
友達や夫婦との何気ない時間
気の合う仲間との楽しい飲みの時間
自分がやりたいことに集中する時間
そんなあなたにとっての
人生を豊かにする大切な時間達が、
どんどん削られていたことを想像すると、
失っているものが大きいと感じませんか?
そして今後もこの生き方を続けたとしたら、
最終的には、人が離れ、体調も崩し、
孤独で寂しい人生に陥ってしまうかもしれません。
ではどうすれば良いのでしょうか?
まずは、お父さんお母さんの役に立つ子でしか
生きられなかった悲しみと怒りを十分に感じ、
解放してあげることが解決への第一歩だと私は思います。
そして、
あなたはできてもできなくても
十分価値があるという感覚を、
セラピーを通して心の奥深くに刻み
あなた自身がゆっくり育てていくことができれば、
きっと新しい生き方が選べるようになると思います。
人生は長いようで短いと言いますよね。
あなたが本当はやりたかった生き方を取り戻し、
未来を切り開いていけるのは、
他でもないあなた自身です。
そんな未来を自ら手にしてみたいと思いませんか?
次回は、
② 周りに物事を振りたいけどそれができない
についてお話しますね!
ではまた~!
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◆心緩まるホッとなお茶会 in 札幌 ~心の安心安全基地を作ろう~
4月20日(土)13:30~15:30 担当:白鳥大介、大崎けいこ
私もセラピストとして参加します!
お茶、お茶菓子付きで2000円と破格の安さ!!(笑)
是非お立ち寄りくださいね!
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東京リトリーブサイコセラピー基礎コース