自立という真の意味② ~一人で頑張ることをが自立?~

こんにちは!
札幌の心理セラピスト大咲けいこです。

先日弾丸旅に行ってきました~!
場所は知床ウトロ!目的は流氷です♪

なんと、夜行バスで行きました。
23時過ぎに出発して朝の6時半には到着するのです。楽ちん!
どこでも寝られる人にはオススメですね!

で、肝心の流氷ですが、

来てました~!

キレイでしたよ~!

そしてなんと、次の日にはまた遠くへ行ってしまったそうです。
お天気もよくて本当にラッキーな一日でした♪

***

さてさて今日は、『真の自立②』についてです。

前回のブログで真の自立とは、
自分を感じ、自分の人生をどうしたいか自分が決めること
というお話をさせていただきました。

ところでこの『自立』という言葉、
あなたはどんなイメージを持っていますか?

辞書には、

他の助けや支配なしに自分一人の力だけで物事を行うこと。
ひとりだち。独立。 「親もとを離れて-する」

とあります。解釈はいろいろですが、
自立とは、人の助けは借りず一人で行うことのような感じがしませんか?

・一人で成果を上げてこそ、価値がある。

・誰かの助けを借りることは自分の力不足のなにものでもない。

・少しでも人の手を借りると自分の自信に繋がらない気がする。

・助けてもらっている人を見るとイライラする。
一人でやれよって思う。

・人に頼ろうとすると負けた気がする。だから頼らない。

大人になったら自立…なんて言うけれど、
これってなんだか一人ぼっちな感じがしますよね。
頑張れば頑張る程、どんどん孤独のスパイラルに陥ってしまうような…。
自立って孤独に頑張ることなのでしょうか?

『こんな夜更けにバナナかよ』に、こんなシーンがありました。
————–(以下引用)—————
「結局、誰かの助けを借りないとできないことだらけだからさ。
思い切って人の助けを借りる勇気も必要なんだよね。」

人はできることより、できないことの方が多いんだぞ。」
————–(引用終わり)—————

これは筋ジストロフィー症を患った鹿野さんが
映画の中で言った言葉です。
鹿野さんは私たち以上に一人で何かをすることが出来ません。
それでも、人や社会の摩擦を恐れず、言いたいことを言いながら、
人の助けを借りて「自分の人生を自分で決めて生きる」ことを選択しました。
自らの信念を貫くために。

あなたは一人の力では限界だと感じた時、

助けてください。
力を貸してください。
知恵を貸してください。

と周りに助けを求めることが出来ますか?

・みんな助け合いながら楽しそうにしてて、
 私は一人で何をやっているんだろう…

・毎日が家事や育児に追われ、
 何のために生きているのかわからない

・仕事している旦那が
 自由に見えてずるいって思ってしまう

・こんなに一人で頑張っているのに、
 楽に仕事して評価されるアイツが許せない

こんなに惨めさ悔しさイライラを抱えながらも、
どうしても人に「助けて」の一言が言えない。

こんなに辛いのに、
一人で頑張ることをやめられないのはなぜなのでしょうか?
もしかしたらあなたの心の中で、こんなことを感じてはいませんか?

・助けて欲しいけど断られたら傷つきそう

・助けてもらっても、相手は腹をたててる気がして怖い

・頼んだとき、嫌な顔されたら辛い

・頼み事をして嫌われたくない

・そもそも人への頼り方がわからない

・頼んだら無視されそう・避けられそう

・すべて自分でやらないと意味がない、負けだ

これを感じてしまうと、怖くて苦しくて悲しくなる。
ここから消えたくなってしまう。
それなら一人で頑張っていた方が楽だと
あなたは感じてしまっている
かもしれません。

そう選択した背景には、
あなたの幼少期の両親との関係が大きく影響している可能性があります。

・親を求めたら嫌な顔をされた、無視された、殴られた

・親に頼ったら渋々対応していた

・親も抱え込む人だったので余裕がなかった

・親に頼ったら、詰めが甘い、努力が足りないと言われた

・「男の子でしょ!」「お姉ちゃんでしょ!」と言われ
 助けを求める立場になれなかった

・親が苦労していたので、むしろ自分が助けていた

もし似たような経験があったとしたら、
当然『求めて助けてもらう』という経験は出来なかったと思います。

そして求めても、
自分の欲しいかたちでは受け取ってもらえないので、
その度にあなたは傷つき絶望を感じてきたのではないでしょうか?

更には求めないでいることが、
親の役に立つ=自分の居場所や存在意義が得られる
感覚になっていたのかもしれません。

求めることは傷つくこと、
それなら誰にも頼らないで一人でやろう。

そんな決断を、小さい頃のあなたは下したのではないでしょうか?
これを幼児決断と言います。

でもこのままでは、誰にも頼らず一人で頑張り続ける
孤独な人生を歩むことしかできませんよね…。

この惨めさやイライラを噛みしめた状態でい続けると、
うつ依存症などを引き起こしてしまう可能性だってあります。

あなたはこれからどう生きたいですか?

もし、たとえ断られたり傷つくことがあったとしても、
それでも人に助けを求め頼ってみたいと思えたあなたは、
きっと解決することができます。

それにはまず、誰にも頼らないで一人でやろうと決める前の、
親を求めては得られなかった心の傷を癒すことが大切です。

子供の時は力も弱く、
親に守ってもらわないと生きていけませんでした。
本当は親に助けてほしいし守って欲しかったけど、
諦めることでしか自分の心を守る術がなかったのかもしれません。
これ以上傷つかないように
ここにいるために。
そうしないと生きていくことができなかったから。

でもあなたはもう大人ですよね。
これからも助けを求めて断られたり嫌がられたりすることはあるでしょう。
でも中には助けてくれる人がいるかもしれないし、
そんな人をあなたは求めてもいいし求める力があるはずです。

助けてください。
力を貸してください。
知恵を貸してください。

そう求めてその人の力を借りながら、
自分がどうしたいかを振り返り、
自分で決めた人生を自分の足で歩むと決意する。

私が思うもう一つの自立の意味は、
・人と気持ちを通わせながら助け合える
あたたかい関係が築けること。

・人と繋がりながら
個を成長させることができること。
ではないかと思います。

そんな人との繋がりを一度体験してみたいと思いませんか?
きっと心理セラピーがお役に立てると思いますよ。

ではまた~!

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