自立という真の意味① ~自分の人生を生きるということ~

こんにちは!
心理セラピストの大咲けいこです。

今朝はものすごく強風な北海道でしたね。。
こんな中ですが、これから弾丸で旅に行ってきます!
行き先は、次週のブログでお伝えします!
ツイッターではいち早くお知らせしますので、
良かったら一度のぞいてみてくださいね~♪

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さて今日のテーマは、『真の自立』についてです。

先日、映画を観に行ってきました。
『こんな夜更けにバナナかよ』

公式サイト⇒http://www.bananakayo.jp/

オール北海道ロケなのと、主演の大泉洋さんが北海道出身ということもあり、
そういった部分でも興味がありました。

映画の内容は、筋ジストロフィーという難病を患った鹿野靖明(大泉洋)さんと
ボランティアの方たちとの自立生活を描いた作品です。
ここからは多少ネタバレも含みますので、これからご覧になる方はご注意くださいね。

この鹿野さん、タイトル通り、夜中に
「バナナ食べたい、買ってきて」
とボランティアに買いに行かせるくらい、わがままなんです。
でもそのわがままには、理由があったのです。

以下、文庫本の『愛しき実話の背景』からの抜粋です。
_________________(ここから引用) _________________
大切なことは、自立生活をする障害者たちが、「自立」という言葉に、従来の自立の概念をひっくり返すような新しい意味・主張を込めたことだ。

それまで自立というのは、他人の助けを借りずに、自分で何でもできること(身辺自立という)、あるいは、自分で収入を得て自分で生きていくこと(経済的自立という)を意味していた。

しかし、そうではなく、自立というものは、
自分でものごとを選択し、自分の人生をどうしたいかを自分で決めること(自己選択・自己決定という)、そのために他人や社会に堂々と助けを求めることができることである。
_________________(引用終わり) _________________

筋ジストロフィーという病は、身体の筋肉が壊れやすく、
再生されにくいという症状をもつ、遺伝性筋疾患の総称です。
国の指定難病にもなっています。
鹿野さんはこの病に侵されているので、
日に日にあらゆる筋肉が低下していく毎日を送っています。

なので誰かのサポートがないと生きていけません。

当時、このような障害者の方が生きる選択肢は、二つに一つしかなかったそうです。
一生を親元でおとなしく過ごすか、
もしくは施設や病院に入って社会から隔離されて過ごすか。

でも鹿野さんは、それを受け入れてしまうことは、
家族や病院、施設のスタッフに愛される『いい障害者』になることをめざしてしまい、
自分の本当の欲求や自分の人生を自分で生きるという気力が失なわれるのが嫌で、
自分でボランティアを募って自立生活を始めたそうです。

あなたは鹿野さんのように、自分の欲求を感じ、それを選択し、自分の人生を生きていますか?

何か引っかかるものがあった場合、もしかしたら、
あなたが小さい頃に過ごした家庭環境が大きく影響しているかもしれません。

・親のしつけが厳しかった
・両親に自分の欲求や感情を尊重してもらえなかった
・常に他人と比較され続けてきた
・親が望む子供になることを強要されてきた
・親の期待が大きかった
・過保護、支配的な親に育てられた
・家族に病気やうつの人がいた

このような状況で自分の欲求や感情を出した時、
例えば親に無視されたり、叩かれたり、残念そうな顔をされたり、
不安な顔をされたりされたらどうでしょう?

ここにいられなくなるような、見捨てられるような恐怖があったのではないでしょうか?
だから子供は、この恐怖を感じないように、
欲求や感情に蓋をし、自分の頭を真っ白にさせて、
親の言う事だけを鵜呑みにしていきます。

そうしていれば、ここにいていいし、見捨てられる恐怖が薄まるからです。
でもここで感じた恐怖は常に心の中に存在しているのです。

このままの状態が続くと、

・自分の意志で決めることができない
・自分のやりたいことがわからない
・責任を持つ場面になるとどうしていいかわからずパニックになる。
・相手にとっての正解を求めてしまう
・意見を求められると答えられない
・決められたことや頼まれごとは完璧に出来るけど、
自分で考える場面になると止まってしまう。
・計画は立てられるけど、行動に移せない
・誰かにいいよって言われないと不安で仕方ない

という、自分の頭で考えて行動することができない人生を歩んでしまう可能性があります。
ゆくゆくは、摂食障害・依存症・ひきこもりなど、
重い症状を引き起こしてしまうかもしれません。

自分の人生を歩みたいけどそもそもそれがわからない。
自分の欲求はあっても、外に出すことを諦めてしまっている。
そんな人たちにも解決策はあります。

小さい頃、自分の欲求や感情を出した時に感じたここにいられなくなるような恐怖
そして、欲求や感情に蓋をするしかなかった時の自分の気持ちを感じるとが大切です。
こんな時は心理セラピーがお役に立てるかもしれません。

本当は怖かった
本当は両親に伝えたかった
本当は両親に受け止めて欲しかった
でも受け止めてもらえなくて悲しかった、苦しかった、悔しかった、虚しかった。。。

いっぱいいっぱい感じてあげてください。
今まで感じないようにしていただけで、
心の中にはそのままの状態でずっと残っていたはずだから。。

また自分の欲求を感じる練習として、
日頃から自分の気持ちを意識することもおすすめですよ。

私は今何を食べたいんだろう?とか、
なんだかモヤモヤするな~という出来事を紙に書き出すなども良いですね。
活字にすることで問題が整理され、
自分が感じていたことがより分かりやすくなります。
実はこれ、私もずっと続けていたのですよ^^

そうしていくうちに、自分の欲求や感情が少しずつ感じられるようになってゆきます。
そこからがあなたの新しい人生の始まりです!

真の自立とは、自分を感じ、自分の人生をどうしたいか自分が決めることだと私は思います。
あなたは自立できていますか?
自分の人生どう生きたいと思いますか?

では、また!

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