娘に嫉妬する母親

こんにちは!

札幌の心理セラピスト 大咲けいこ です。

 

北海道もボチボチ暖かくなってきましたね。

夏はカレー!ってことで

先日会社の人達と

スープカレーを食べてきましたよ!

SAMAというお店です。

ええ、カレーが赤いですよ。

知ってますよ。

 

私は辛い物が大得意なのです。

そうなった経緯はこちらから↓

私の変化③ ~自分責めと激辛料理~
こんにちわ! 札幌の心理セラピスト 大咲けいこ です。 昨晩の北海道は雨ですね。 少し前は灼熱だったのに…。 こうも寒いとストーブをつけたくなる 衝動に駆られるのは私だけでしょうか? 耐えるけど… ちなみに車は暖房をつけてしまいました(笑)...

 

辛さの程度がわからなかったので

辛さMAXにはしませんでしたが、

うん、多分MAXイケますね。

また行こう♪

 

さてさて今日は

『娘に嫉妬する母親』について

書いてみたいと思います。

 

みなさんは白雪姫の話をご存知ですよね?

美しい娘に嫉妬した継母が

毒リンゴで殺そうとするお話ですが、

あれって本当は継母ではなく実母だというお話。

 

その他にシンデレラも継母ではなく

これまた実母という説も。

 

ググると意外に出てくるこのテーマ、

『白雪姫の母コンプレックス』と言うそうです。

 

ではなぜ母親は娘に嫉妬してしまうのでしょうか?

 

はい、細かな理由はあるにせよ、

一言で言うと母親が幸せじゃないのですね。

 

だから娘が幸せそうにしていたり

無邪気に振舞っていたら、

そうできなかった

ずるい

という感情が芽生えてしまうのです。

同性だから自分と重なって

なおさらそう思ってしまうのですね。

 

気持ちを揺さぶられたくない母親は

感情を出すな

私よりも幸せになるな

という無意識のメッセージを娘に与え続けます。

 

子供は親の事が大好きなので

娘は当然のように察し、

母親の感情を刺激しないようにと

幸せになることを放棄します。

 

幸せになってしまったら

お母さんに嫌われてしまう

お母さんを悲しませてしまう

そう思っているからです。

 

そうして娘は、

お母さんが幸せになれるようにと

一生懸命尽くします。

 

お母さんを差し置いて

幸せになるなんてできないから。

お母さんが幸せになってくれたら

私も幸せになっていいと思えるから。

 

そしてなにより

お母さんに笑って欲しいから。

お母さんに幸せになって欲しいから。

 

いつかお母さんが変わってくれると信じて。

でもどうでしょう?

母親は幸せになりたいのでしょうか?

 

そう、多分これは違うのですね。

母親は自ら不幸を選んでいるパターンが多いのです。

 

いつでも幸せを選択することはできるのに

そうしなかった理由は

きっと母親もその両親(祖父母)を変えたかったのですね。

 

いつか笑ってくれるかも

いつか喜んでくれるかも

いつか愛してくれるかも

 

そうやって母親も尽くし続け

いつか…という期待を胸に頑張ってきたけど、

 

いつまでも愛をもらえない・愛してくれないと

その悲しみや怒りは恨みへと転じてしまいます。

 

あんた達のせいで、私はこんなに不幸なんだ!

あんた達の育て方が悪かったんだ!

 

そんな不幸な姿を親に見せつけることで

親に復讐しているのですね。

 

それくらい本当は愛してほしかったという想いが

大きな歪みとなって現在の母親に影響しているのです。

 

だから母親には不幸が必要なのです。

 

この状況で娘がいくら母親に尽くしても

母親は幸せにはならないのです。

 

そんな母親を見て娘もいずれ

悲しみや怒りが恨みへと転じてしまうかもしれません。

 

まして娘に子供ができたら

後世にも同じような連鎖を引き起こしてしまう可能性もあるのです。

 

こんな感じで

世代間で不幸の連鎖が続いてしまうことは

実はセラピーの現場ではよくあります。

 

怖いですよね。

全て無意識ですから…

 

では娘はこれからどうれば良いのでしょうか?

 

この連鎖を断ち切るにはまず、

母親の事が大好きだったこと

母親を変えたかったこと

そして母親は変わらないことを受け入れることです。

 

な・の・で・す・が、

これがとっても辛い部分でもあります。

 

母親を愛しているからこそ

幸せになって欲しかった・変えたかった

という想いを諦めるのですから。

 

娘の中では当然ものすごい抵抗が起きます。

 

だから本当の意味で諦めることは

すぐには難しいかもしれません。

 

でもね、母親というだけで

娘の幸せを奪う権利はないし、

娘も親だからといって

常に尽くさなければいけないなんて事はありません。

 

幸せになってはいけない人なんていないのです。

 

自分が自分を幸せにしてあげたい。

 

娘がそう自然に心から思えたとき、

本当の意味で母親を諦めることができるのではないでしょうか?

 

それは悲しい事ではあるけれど

それと同時に自分がどう生きるかの第一歩でもあります。

 

母親がどうであれ、

娘自身が幸せになることを自分で決断し、

自分の幸せのための人生を歩んでいくことが

何よりも大切であると私は思いますよ。

ではまた~!!
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