ラクしてズルして愛されてるアイツが許せない

こんにちは!

札幌の心理セラピスト大咲けいこです。

 

4月はフレッシャーズの季節ですね!

新入学や新社会人の方々、

おめでとうございます!

 

初々しい方々を見ていると

私にもこんな時代もあったなぁ…と目を細めて

見てしまいます。
何年前かは置いといて…

 

あ、私も地味に転職しているので、

数年前に新入社員気分を味わってましたよ(笑)
フレッシュ感はなかったけど…

 

でも本当に最初は緊張しますよね。

 

人の顔と名前を覚えるのにいっぱいいっぱいになったり、

お昼はどこに座ろうかとか、

私はそんな小さなことまで気にしていましたね。

 

新生活を送っている皆様、

心も体も疲労が蓄積していると思うので、

しばらくは意識的に休むように

ご自身を労わってあげてくださいね。

さて今日は、

『ラクしてズルして愛されてるアイツが許せない』

という心理について書いてみたいと思います。

 

例えば、こんな状況でしょうか?

・ルールを守ってないのに要領よくこなしている人

・常に誰かの助けを借りてうまく立ち回る後輩

・特に努力もせず楽々とノルマを達成している同僚

・いつもニコニコ楽しそうな友達

・家柄、夫婦仲、子供など、どこをどう見ても恵まれているママ友

・仕事ができるわけでもないのにみんなから好かれている先輩

 

こんな人がいるだけで、

ずっと気になってイライラしたり、

小言や嫌味を言ってしまったり、

いじわるしたくなる衝動に駆られたりしちゃったり…。

なんかムカつく

そんな気持ちが沸々と湧き上がってしまう。

そして、なんかムカつくの下には、

こんな気持ちもありませんか?

 

『私はこんなにちゃんとしてるのに!!!』

 

え?

じゃあ、そんなにイライラするなら、

あなたもそこそこにすればいいじゃん

と、言いたくなる人もいると思いますが、

このような人はこの『そこそこ』ができないのです。

 

なぜなら、

 

完璧でいないと愛されないと思っているから。

 

なんでもパーフェクトにこなし、

誰よりも努力をしてきた。

常に一番であり続けた。

周りよりも頑張って成果を上げてきた。

だから周りからもすごいねって評価された。

 

そんな人がもし完璧じゃなくなったら、

失敗してしまったら、

それは切腹レベルの事態。

一番以外は恥であり負け。

そうなった事を繰り返し思い出しては、

今後こそ絶対に一番になれるように更に頑張る事を続ける。

 

私は常に完璧で一番という

ピンポイントで立ち続けないといけない。

でもね、人間だもの。

完璧になれない時だってあります。

 

例えば病気やケガ。

そして老いです。

 

若い頃は体力があるので無理はききますが、

40歳前後から年齢的な衰えが始まり

踏ん張りがきかなくなってきます。

 

そこを無視して更に頑張り続けると、

肉体的に不調が生じ、

思うようにいかないストレスなどで

心が病んでしまうケースもあります。

 

今まで完璧でいた人は

その時初めて大きな挫折感を味わうのかもしれません。

そうまでして完璧でい続けなければ

いけなかった原因は、

やはり小さい頃の親子関係が

大きくかかわっている可能性があります。

 

例えば、

・親が自分に無関心で何をしても見てもらえなかった

・親にとってのイイコで自慢の子だったら褒めてもらえた

・親から暴力や暴言を受けていた

・親に「お前はまだまだだ」「満足するな」と言われてきた

・兄弟姉妹と比較されて育った

・親の過剰な期待をずっと背負ってきた

 

このような状況下だと、

完璧であり続けるしかなかったと推測されます。

じゃないと、親に認めてもらえないんです。

がっかりされたり、

無視されたり、

全然見てくれなくなる。

 

愛されない存在になるという思い込みも

仕方ないと思います。

 

また、生きている価値がない自分を隠すために

完璧を求めた人もいるでしょう。

 

そしてもう一つ。

 

『頑張らなくても愛される』を認めることは、
『こんなに頑張ってるのにまだ愛されていない自分』を
認めることになるのです。

 

あなたはそれを感じる事が

何より怖いのではないでしょうか?

 

だから、ラクしてズルして

それなのに愛されている人を見ると、

イライラするのかもしれません。

 

イライラなど怒りの下には、

本当に隠したい、感じたくない感情があります。

 

何をやっても

どんなに頑張っても

愛されなかった、

自分が欲しい愛情はもらえなかった

 

そこにあるのは、

そんな深い深い絶望という名の悲しみかもしれません。

あなたはこれからも完璧を求めたいですか?

 

求めたくないのに、

そこにこだわってしまう、

でももうやめたい、

そんな人は、

まずその深い深い悲しみを受け入れることが大切です。

 

お父さん、お母さんに、

頑張ったねって言って欲しかった

一緒に考えて欲しかった

認めて欲しかった

見て欲しかった

 

そんな想いをあなた自身がまずは認めてあげて、

その時の感情をしっかり感じきることが重要です。

 

親には親の事情があったかもしれません。

よくあるのが、世間体や親自身も強い劣等感があり、

そのために子供に完璧を求めた等でしょうか。

色々な理由があるにせよ、

その時のあなたは悲しかったのです。

 

その気持ちを十分わかってあげることができたら、

完璧へのこだわりは

少しずつ薄まっていくかもしれません。

 

凸凹なのが人間です。

それがいいって言ってくれる人だっているかもしれません。

また、あなたの凹の部分を、

他の誰かの凸が支えてくれる事だってあります。

 

人はそうやって人と繋がり合って、

一つの〇(マル)を作っていくのではないでしょうか?

 

だからあなたが一人で完璧な〇(マル)になる必要はないのです。

 

少しずつあなた自身の凸凹を受け入れられるようになると

きっともっとラクに生きられるようになりますよ。

ではまた~!

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